人外(にんがい)。それは私である。ことごとしくいい立てることでもない、殊更に異端の徒めかすつもりもない。ただ、いまは用いられることも少なくなったこの言葉に、私はなお深い愛着を持つ。人非人というニュアンスともまた異なる、あるいは青春の一時期に誰しもが抱くあの疎外感、いわれもなく仲間外れにされたような寂しさなどではもとよりない、ついにこの地上にふさわしくない一個の生物とでも定義すれば、やや近いかも知れない。どこか人間になりきれないでいる、何か根本に欠けたところがある、おかしな奴。そう呟きながらも、なお長く地球の片隅の小さな席にへばりついている哀れな微生物。


中井英夫と同じ気持ちですなんておこがましいことは恐れ多くて口が裂けても目玉が落ちても鼻がもげても言えないけれど、近い気持ちは抱いているのです。わたしの、自身の醜さへの嫌悪と愛着が、そのような気持ちを抱かせる要因だろうと思います。まあ、自分で自分がめんどくさくなるときも多いですが、そんなときは本でも読んで、その間「自分」を忘却することにします。
2007.07.16(00:00)|資料・記録コメント(0)トラックバック(0)TOP↑

連休中はなんだか良い事が多かったです。まず「幻想と怪奇」を読みながらのんびりごろごろ過ごせたり、部屋の片付けが思いのほか上手く整頓し終えたり、たとえネット上でも人との関係って良いもんだなあと感じ入ったり。

f:id:hakononaka:20070716213919j:image


けれど、そんな幸福感は同時に漠然とした罪悪感も付きまといます。この矛盾した感情っていうのは処理するのは難しいものですね。
2007.07.16(00:00)|日常コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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古谷 葵

Author:古谷 葵

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Koumori to Namekuji no Utage

箱詰人形などとも名乗っております。
怠惰な日々を過ごし中。
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猟奇唄
猟奇唄 (上) コシーナ文庫
猟奇唄 (上)間 武

三行詩集『猟奇唄』の表紙絵と挿絵を描かせていただいてます。
取扱書店:ジュンク堂池袋店/大阪中崎町・書肆アラビク/アマゾン
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ギャラリーCAVEさまのオンライン古書店<<書肆CAVE>>にて、わたくし箱詰人形がセレクト致しました“箱詰人形セレクト”なるカテゴリを設けていただいております。
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