いつどこで読んだのか申し訳ないことに忘れてしまったのだけれど、

今の人形愛者はピグマリオンコンプレックスというより逆ピグマリオンコンプレックスに近いのではないか。

というような説があった。

つまりは、ピグマリオンの伝説のように人形を生きているかのように愛する人々(人形に生きていて欲しいと願う人々)をピグマリオンコンプレックスと称すが、人形が生きていないからこそ、生きない人間として愛することが出来ているのが今の人形愛者である、ということだった。

それは凄く納得できて、さらには製作者も、生きている人形を作りたいという欲求から生きることのない人間を作りたいという欲求に変化していってるように思える。

球体関節人形の作者は日本では圧倒的に女性が多い。そして創られるのが最も多いのは少女人形だ。

性的ファンタジーとしてではない、同性の手による同性の人形。そこに見出せるものとは、生きているために喪失していったものに近いものだと感じる。

失われてしまったもの。

あらかじめ失われていたもの。

失われなければならなかったもの。

それらが人形という柩を介して、わたしたちの手に取り戻されていくのだと、感傷的な幻想に過ぎないけれど、そう考えてもいいのかもしれない。

2007.10.01(00:00)|思考文章コメント(0)トラックバック(0)TOP↑

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こんな人魚を水槽で飼いたい。
2007.10.01(00:00)|画像コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
美術手帖 2007年 10月号 [雑誌]

美術手帖 2007年 10月号 [雑誌]

  • 出版社/メーカー: 美術出版社
  • 発売日: 2007/09/18
  • メディア: 雑誌
有頂天家族

有頂天家族

『幻の箱で創られた少女』富崎NORI

http://atelierthird.jugem.jp/?cid=13

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素敵ですよ。

2007.10.01(00:00)|書籍コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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古谷 葵

Author:古谷 葵

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Koumori to Namekuji no Utage

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猟奇唄
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