8日の土曜日にデザインフェスタ、9日の日曜日には文学フリマと行って来ました。どちらも体験するのは初めてなので少々緊張。まずは東京ビッグサイトで開催されたデザインフェスタへ。会場に入ってみれば緊張状態がより増幅です。広すぎる!!!大海の真ん中で漂う筏に乗った遭難者のような心持ちとなりました。
ああ…何がどこにあるのか…、はてさてわたしは何を欲しかったのか…、ぐるぐると頭のなかが混乱をきたし始めます。チャカポコチャカポコと脳髄に音が響き渡ってくる勢いです。もちろん幻聴です。
たくさんの人々のポジティブなエネルギーが渦を巻いている場所である、というのが第一印象。圧倒される人の多さに慄きつつも少しずつ楽しみ方を覚え始め、其々のブースをおっかなびっくりと回りながら、好みな作品はあるかしらんとキョロキョロしていました。
人形作家の埜亞さんのブースでは写真を購入。本当は実物のお人形も欲しかったのですが、貧乏人のお財布では断念せざるを得ません。
断腸の思いでその場を離れたならば、道に迷いながら下田ひかりさんのブースを探索します。長い放浪の末にどうにか辿り着き、作品集を購入することが出来ました。嬉しい。
その後は海月さんのブースへ行き、お人形を拝見。視線の強さに心惹かれます。やはり写真を購入。
体力のないわたしは後半疲れて座ったりなどもしていましたが満足する一日でした。

次の日には文学フリマへ。
文学フリマは、想像よりも小さな会場で催されていました。寝坊したために予定より遅い時間の入場となってしまいましたが、事前に欲しい本は決めていたのでスムーズに入手出来ました。
しかし人がぎゅうぎゅうです。戦場です。今年はゼロアカ企画の為に例年よりも人が多いとのことでした。軽く人酔いしました。

こういう場所は楽しいのですが、お祭り慣れしていない、“18世紀の疫病に覆われたロンドンの溝と鼠に溢れた薄暗い道路を背中をまるめながら歩いているのが最も自身に相応しいと信じて生きてきた人間”、としては精神消耗も激しいですね。
そして、二日間でたくさんの人にもお会いすることが出来て、大変楽しかったのと同時に“18世紀の疫病に覆われたロンドンの溝と鼠に溢れた薄暗い道路を背中をまるめながら歩いているのが最も自身に相応しいと信じて生きてきた人間”として不安にもなりました。
心に根付いている不安の種が予想外の栄養により発芽してしまうのではないかという懸念を感じます。
きっと芽は、まずは耳や鼻や口や目玉などの伸びやすい場所から、そして次第に、猛烈な痒さと共に全身に水ぶくれが出来始め、パチンパチンっと泡のように弾けたならば、皮膚から一斉に芽吹いてくるのでありましょう。
わたしの身体は良い腐葉土となる筈です。精神、身体、共に肥やしになるには最適に違いありません。
まあ、この身体から美しい華を咲かせてくれるのならばそれも本望というものです。美に殉じることによる生命活動の停止は長年の夢でもありました。

……話しが脱線してしまいましたね。わたしはよく話しが脱線します。確信的に脱線させているのだから当たり前です。そんなことはどうだって良いのです。

とにもかくにも、たったの二日間でもいろいろな経験をしているものだと、今も日記を書きながら再確認をし、面白いものだなあとしみじみ感じ入ったのでした。
2008.11.13(23:01)|日常コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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