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写真・寺山修司


写真屋・寺山修司―摩訶不思議なファインダー写真屋・寺山修司―摩訶不思議なファインダー
(2008/11)
田中 未知

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箱詰人形などという実像とはかけ離れたHNを名乗ってることからもおわかりのように、わたしは箱に収まる少女もしくは少女人形、という画に心惹かれ続けています。今思い返せば京極夏彦の『魍魎の匣』を読んだのがこの嗜好が決定的となった瞬間だったのかもしれません。
そんな思い入れ深い『箱と少女』というモチーフ。寺山修司が撮影した前衛的ながらも愛らしい上の写真を今年最後のエントリとしてポストしたいと思います。

それでは皆さま、良いお年をお迎えください。


蝙蝠と蛞蝓の宴 関連ログ: Ma poupee japonaise/ 少女と箱
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2008.12.30(23:05)|画像コメント(1)トラックバック(0)TOP↑
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【 マリアの受難 第一部 山口椿展-fatasia felice- 】
会場: マリアの心臓 期間: 2009年1月10日~17日

地獄 から這い出してきた化け物が、犯す美女。
怪奇幻想をテーマとした山口椿描き下ろし作品が、集結。
オープニングイベントとしまして、新春たたき売りを開催いたします。山口椿氏の名画を、お客様ご希望のお値段で販売いたしますので、どうぞ皆様お気軽にご参加ください。


  • 新春たたき売り 椿art
    1月10日(土)15:00start

  • TSUBAKI YAMAGUCHI ART PERFORMANCE
    フルタトゥー: 乱/チェロ: 山口椿 1月17日(土)19:00start


三浦悦子人形展 白の画曲 】も好評につき期間延長して同時開催。
2008.12.29(21:19)|展覧会メモコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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ホラーで妖麗耽美エログロナンセスな世界観に惚れます。

サイト: Tukioka Riry
2008.12.28(21:56)|アートコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
かくれんぼか鬼ごっこよ(初回限定盤)(DVD付)かくれんぼか鬼ごっこよ(初回限定盤)(DVD付)
(2008/12/10)
大槻ケンヂと絶望少女達大槻ケンヂ

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オデッセイ・1985・SEXオデッセイ・1985・SEX
(2008/12/03)
遠藤ミチロウ

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年末から年始にかけて聴いて過ごす為の音楽を仕入れてきましたよ。
2008.12.27(14:58)|音楽コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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1940年のナチスによるプロパガンダポスターの一枚。
10歳以上の青少年はヒトラーユーゲントへの入会が義務付けられていることを訴えています。

via Nazi Posters: 1933-1945
2008.12.24(22:09)|画像コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
花のノートルダム (河出文庫) (河出文庫)花のノートルダム (河出文庫) (河出文庫)
(2008/12/04)
ジャン ジュネ

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神話的な殺人者・花のノートルダムをはじめ汚辱に塗れた「ごろつき」たちの生と死を燦然たる文体によって奇蹟に変えた希代の名作にして作家ジュネの獄中からのデビュー作が全く新しい訳文によって甦る。


新訳として復刊した『花のノートルダム』。ジュネはコクトーと並び、高校生という多感な時期に、わたしの心に直撃して嵐のような衝撃と共に大きな変革を起こしてくれた、特別思い入れのある作家です。新訳となりまた味わいが変わるだろうこの作品を思う存分堪能したいと思います。
2008.12.22(22:11)|書籍コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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江戸川乱歩は自身の全作品の中で、中短篇なら「陰獣」が一番よいと言っていたという。乱歩の代表作「陰獣」はけっして古臭い探偵小説ではなく、現代に生きる我々が読んでも心が揺れる、危険な小説だ。しかし今回、「陰獣」のヒロイン静子を描くため、天願大介はもう一つの物語を用意した。乱歩の長篇「化人幻戯」である。
「陰獣」のヒロイン静子と「化人幻戯」のヒロイン由美子。陰と陽、静と動、まったくタイプの違う二人の美女が舞台で繰り広げる美しい悪夢。
二つの物語はやがて重なり溶け合って、甘美な迷宮が出現する。そこに炙り出されるのは、静子と由美子の無垢な魂、そして内なる獣「陰獣」であった……。

女優、月船さらら&出口結美子のユニット「metro」旗揚げ公演です!!


出演者: 丸山厚人、池下重大、鴇巣直樹、月船さらら(metro)、出口結美子(metro)
会場: 神楽坂die pratze(ディ・プラッツ) 期間: 2009年1月22日(木)~27日(火) 全11回

【 トークイベント 】
  • 2009年1月23日(金) 19:00 佐野史郎さんトークイベント
  • 2009年1月26日(月) 19:00 京極夏彦さんトークイベント


公式サイト: métro
2008.12.22(21:49)|舞台コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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清水真理・人形展 Victorian nightmare garden ~もう一つのアリス~ 】
場所: parabolica bis[パラボリカ・ビス] 期間: 2009年1月23日~2月11日

人形たち、秘密のお茶会にようこそ。

扉を開ければその時から、あなたもアリス王国の一員。

さあテーブルにつきましょ


1月24日と1月31日には元東京グランギニョルの常川博行氏による朗読劇「地下の国のアリス」のイベントも行われます。

清水真理サイト: ストロベリィ・フィールズ
2008.12.20(00:56)|展覧会メモコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
幻影城の時代幻影城の時代
(2008/12/17)
不明

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伝説の探偵小説専門誌「幻影城」30年ぶり再結成!
泡坂妻夫、栗本薫、竹本健治、田中芳樹、連城三紀彦 ミステリ界を震撼させる驚愕の特別書き下ろし作品!!
雲見番・亜智一郎、名探偵・伊集院大介、「匣の中の失楽」サイドストーリー、田中文雄・田中芳樹・友成純一ホラー、26年ぶりの〔花葬〕シリーズ最新作「夜の自画像」!!
1975 年に創刊された伝説の探偵小説専門誌「幻影城」。埋もれていた名作の発掘と、新人の育成に貢献したが、残念なことに1979年休刊した。その後、島崎博編集長は故郷の台湾へと帰郷し、その消息は途絶えた……。しかし2006年、25年ぶりに日本人と会見した島崎編集長のインタビューを中核に据えた同人誌「幻影城の時代」が刊行され、同誌は圧倒的な歓迎を受けた。2008年、島崎博氏は29年ぶりに来日、本格ミステリ大賞特別賞を受賞する。本書「幻影城の時代 完全版」は多くの出身作家、関係者の協力のもと、同人誌版に大幅増補を施し、満を持して贈るスペシャルプレゼント。ミステリ愛好家はもちろん、1970年代の文学史に関心を持つ人々にも重要な1冊となるだろう。



綺譚集 (創元推理文庫)綺譚集 (創元推理文庫)
(2008/12)
津原 泰水

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孤高の異才が奏でる幻視文学の究竟!『ペニス』他の長篇で、幻想の新境地を拓き続けてきた異才の、もう一つのマスターピース。甘美で凶暴な幻想に満ちた、驚嘆すべき十五の綺譚。収録作「約束」他は伊・国際アンソロジーにも収録!



美食の社会史 (朝日選書)美食の社会史 (朝日選書)
(1991/02)
北山 晴一

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via ofellabuta

究極の美食、驚異の大食と粗食を通してみる消費文明の実体。


『綺譚集』が文庫化というだけでも歓喜でしたが、『幻影城の時代 完全版』が発売されていたとは知りませんでした。欲しい!!
2008.12.18(23:27)|書籍コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
サーカス団、武道館へ帰る [DVD]サーカス団、武道館へ帰る [DVD]
(2008/12/17)
筋肉少女帯

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ダークナイト 特別版 [DVD]ダークナイト 特別版 [DVD]
(2008/12/10)
クリスチャン・ベールマイケル・ケイン

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……財布が財布の意味を成してない状態に陥ってきました。これではただの袋です。でも年末です。一年が終わるときぐらいは散財したいのです。きっとどうにかなるから良いのだとそれは根拠のない自信で持って日々を乗り越えて行くとしますよ。

さて、ライブDVD『サーカス団、武道館へ帰る』。タイトルも良いですなあ……。筋少の音楽は我が青春の影をより濃くして暗黒にして毒電波風味にしてくれた愛すべきバンドです。
映画館での上映期間を逃してしまった『ダークナイト』もやっと見れますよ。ああジョーカー!
「……やっと会えたね」(辻仁成っぽく)。
2008.12.17(22:18)|DVDコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
嘆きの天使 1 (1) (ホラーMコミックス) (ぶんか社コミックス ホラーMシリーズ)嘆きの天使 1 (1) (ホラーMコミックス) (ぶんか社コミックス ホラーMシリーズ)
(2008/12/17)
熊谷 蘭冶

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衝撃のデカダンス乙女ホラー!!
第二次世界大戦前夜のドイツ。
鳥の巣のような寄宿舎で主人公ジークリンデは芸術を志しつつも倦んだ日々を送っていた。
だが憧れの修道尼ドロテアを描いたことで彼女の運命は羞恥と栄光に向けて錨を上げることになる……



美術手帖 2009年 01月号 [雑誌]美術手帖 2009年 01月号 [雑誌]
(2008/12/17)
美術手帖編集部

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表紙=松井冬子
アートブック、エッセイ、評論、フィクションなどの近刊を中心に、気鋭のレビュアーたちがアートシーンを的確に捉えてセレクト。松井冬子、津田直、やなぎみわのプライベート本棚公開、彼らの血肉となったおすすめの10冊を紹介。紹介総数計300点。この特集からいまのアートシーンが如実に見えてきます。



蝶 (文春文庫)蝶 (文春文庫)
(2008/12/04)
皆川 博子

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インパール戦線から帰還した男は、銃で妻と情夫を撃ち、出所後、小豆相場で成功。北の果ての海に程近い「司祭館」に住みつく。ある日、そこに映画のロケ隊がやってきて…戦後の長い虚無を生きる男を描く表題作ほか、現代最高の幻視者が、詩句から触発された全八篇。夢幻へ、狂気へと誘われる戦慄の短篇集。


先日エントリにもあげた『嘆きの天使』は本日が発売日、愛する漫画を手元に置けるこの無上の喜びよ。『美術手帳』の表紙は松井冬子さん、宝塚歌劇団の男役のような、違和感のないダンディな男装姿が素敵だったので購入。アーティストたちの本棚公開も参考になります。皆川博子の『蝶』は書店にて文庫化していたことを知りました。皆川博子女史の小説は単行本で持っていようとも文庫になれば買ってしまいますよ。大好きなのです。
2008.12.17(22:03)|書籍コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
blind highlights

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古着のリメイクなども手掛けているJunkhouse Dollyardの写真作品。演出や空間の創りかたがとても好きです。

サイト: Kathryn Wilson's Offical Website
2008.12.14(22:49)|アートコメント(2)トラックバック(0)TOP↑
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【 双子展 】
場所: 銀座人形館 Angel Dolls 期間: 2008年12月19日~25日

【出展作家(敬称略)】
三輪輝子 /清水真理 /佐伯祐子 /マルヤマミホ /珠子 /キャンカヤコ /遠方彼方 /カヲル /Naruto /小畑すみれ /浦野由美 /陽月 /Noe /福永のりこ /宗康白夜 他
2008.12.14(18:27)|展覧会メモコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
破戒と男色の仏教史 (平凡社新書)破戒と男色の仏教史 (平凡社新書)
(2008/11/15)
松尾 剛次

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厳しい戒律があるにもかかわらず、いつしか日本仏教界にできあがっていた「男色」文化。
稚児をめぐって争い、失っては悲しみにくれ、「持戒」を誓っては、何度も破る――。
荒れはてた仏教界に、やがて「戒律復興」の声とともに新たな仏教を生み出す人々が現われる。
戒と僧侶の身体論から見た苦悩と変革の日本仏教史。



シーザーの晩餐―西洋古代飲食綺譚 (朝日文庫)シーザーの晩餐―西洋古代飲食綺譚 (朝日文庫)
(1996/11)
塚田 孝雄

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あのシーザーは、どんな豪華料理を楽しんでいたのだろうか―。ギリシア・ローマの古典にもとづいて、当時の人気食品や調理法を探り、食生活、市場の情景、帝王の贅沢三昧の饗宴を再現する。庶民の食事、名コック、大食漢・大酒豪にかかわる逸話も盛りだくさんの飲食譚。



体内の蛇―フォークロアと大衆芸術体内の蛇―フォークロアと大衆芸術
(1992/02)
ハロルド シェクター

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『エイリアン』は16世紀から語りつがれた伝説だった。『未知との遭遇』『E.T.』『キャリー』『悪魔のいけにえ』『13日の金曜日』、アメリカ大衆娯楽文化が生みだした、ホラー映画、コミック、恐怖小説は、口承伝説の下地の上に成立している。具体的作品の分析によって、時代の抱える強迫観念を明らかにする。



図説 ローマ帝国衰亡史図説 ローマ帝国衰亡史
(2004/07)
エドワード ギボン

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巨大な世界帝国はなぜ滅んだのか!ギボンの浩瀚な原典を、ポイントを押さえて短縮化し、テキストに従って、新たに多くの写真・図版・資料を加え、初めてローマ史の専門家があたった画期的な訳業。1冊で読み切る、ギボンの記念碑的大著


2008.12.14(18:15)|書籍コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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【 東 學 Gaku Azuma 墨画展 「天妖~気をやれば知るよしもなく毒を浴び~」 】
場所: ポスターハリスギャラリー 期間: 12月16日~2009年1月16日

ポスターハリスギャラリーからDMが届きました。楽しみですね。

蝙蝠と蛞蝓の宴: 天妖 東 學 墨画展
2008.12.14(16:34)|展覧会メモコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
写真屋・寺山修司―摩訶不思議なファインダー写真屋・寺山修司―摩訶不思議なファインダー
(2008/11)
田中 未知

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眼球譚 /悪魔の囁き /千夜一夜アラビアンナイト /ヨーロッパ版「犬神家の人々」 /摩訶不思議な客人 /寺山修司の寫眞語録



トーキョー・ラブ・ドール Tokyo Love Doll (パン・エキゾチカ)トーキョー・ラブ・ドール Tokyo Love Doll (パン・エキゾチカ)
(2008/12/06)
ルーカス スピラ

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仏人身体改造美術家ルーカス・スピラが、霊感の女神、愛妻サトミことヴィヴィアンとともにTOKYO、NYをはじめ世界都市の夜を背景に撮り続けてきたフェティッシュ・クール&アシッド・シックなフォト・ポエトリー


2008.12.13(12:50)|書籍コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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【 こやまけんいち個展 「少女の胸を綴じる鍵」 】
場所: ヴァニラ画廊 期間: 2008年12月15日~12月27日

描く少女達の年齢を、個展の会場などでよく聞かれます。
幾つぐらいなのだろう。
自分にも解りません。
女の子達は色々なことを考えています。少女の心は硝子細工のように繊 細で、綺麗で、けれども触ると刺されたり壊れたりするのです。
ちょっと大人になりかけた少女たちは、そんな繊細な心を胸の中に閉じ こめています。
鍵の掛かった胸の奥で、少女の感情はぐるぐる回るばかりで、いつの間 にか大人になっても心は少女のまま取り残されているのです。
そういう年齢を持たない少女たちの心を描いていきたいのです。


こやまけんいちサイト: 少女の鬱と夢の國
2008.12.12(23:38)|展覧会メモコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
少女たちの憂鬱少女たちの憂鬱
(2008/12/13)
こやま けんいち

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痛みと遊ぶ、いとおしき 少女たち。多くの個展等で人気を集めてきた こやまけんいち 初の画集!絵画作品はもちろん、立体作品やたまごの殻に描いたシリーズなどを収録。

その視線は限りなく優しく、たまらなく冷酷。
女の子たちは完全すぎて、
傷つけないではいられない。
鋏で、サクリと。
西岡智(西岡兄妹)


眺めていたら、もはや遠くなってしまった、本当に自らの内にも存在していたのかすら怪しくなってしまった、“少女”が胸のなかでずきんっと疼くような感覚を覚えました。素敵な作品集です。


倉橋由美子 (KAWADE道の手帖) (KAWADE道の手帖)倉橋由美子 (KAWADE道の手帖) (KAWADE道の手帖)
(2008/11/06)
不明

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2005年に急逝した後も、今なお多くの読者に愛され続ける作家、倉橋由美子の全貌に迫る入門書。「聖少女」の原型となった単行本未収録作品「わたしの心はパパのもの」一挙掲載。対談:川上弘美×桜庭一樹等。


2008.12.10(22:10)|書籍コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
TAP (奇想コレクション) (奇想コレクション)TAP (奇想コレクション) (奇想コレクション)
(2008/12/02)
グレッグ イーガン

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脳に作用してあらゆるものを言語で表現することを可能にするインプラント“TAP”。それを使用していた世界最高の詩人が謎の死を遂げた。詩人の娘から事件の究明を衣頼された私立探偵は捜査に乗り出すが…表題作「TAP」、体外離脱体験を描いた“世にも奇妙な物語”「視覚」、一人称による饒舌な語りの異色作「悪魔の移住」、ホラー作「散骨」、イーガンの科学的世界観が明確に刻まれた名作「銀炎」ほか、すべて本邦初訳で贈る全10篇を収録


2008.12.08(22:53)|書籍コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
長年の愛読書でもある漫画雑誌ホラーMには、最近では、押切蓮介『ミスミソウ』や三家本礼作品、連載が始まったばかりでもある西岡兄妹の『神の子供』、などわくわくさせられる作品がいくつかあるのだけれど、そのなかでも現在最も夢中になって読んでいるのが熊谷蘭冶の『嘆きの天使』である。
なによりもまず面白いのだ。
耽美ホラーと銘打たれているこの作品は、ナチス台頭時代の独逸を舞台に、寄宿舎、カトリック、同性愛、サディズム、マゾヒズム、ネクロフィリア、聖なる修道女、白痴の美青年、両性具有、贖罪の乙女、無垢と淫蕩、欠損嗜好、頽廃、唯美主義の貴族……、ある種の人間が垂涎もののキーワードが全編においてこれでもかと言うぐらいに散りばめられている。そしてその絢爛たる設定に負けることなく、物語は緻密な構成の元に怒涛の如く展開していく。
癖の強い絵柄は人を選ぶかもしれない。が、この絵柄と物語に貫かれている徹底した“過剰さ”には、一切の妥協のない作者の美意識と美学が濃厚に凝縮して表現されており、作品世界に惹き込まれた読み手たちは、これこそが耽美の真髄であるのだと目を開かされるのである。
つまりは“装飾過多”でない“耽美”などは存在し得ないのである、と。

そんな『嘆きの天使』のコミックスがついに発売するとのことで17日が非常に楽しみなのだ。

嘆きの天使 1 (1) (ホラーMコミックス) (ホラーMコミックス)嘆きの天使 1 (1) (ホラーMコミックス) (ホラーMコミックス)
(2008/12/17)
熊谷 蘭冶

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熊谷蘭冶サイト: 蘭閨書院
2008.12.08(22:50)|書籍コメント(2)トラックバック(0)TOP↑
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【 秋山まほこ 三浦悦子 人形展 白の画曲 】
場所: マリアの心臓 期間: 2008年11月22~12月7日 *12月23日

イノセントで可憐な表現者・秋山まほこと、サディスティックな美学を追及する奇才・三浦悦子。対極する二つの魂が、豪華競演をいたします。


*展示期間が延長となりました。
2008.12.07(18:49)|展覧会メモコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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アルマ・タデマ『ヘリオガバルスの薔薇』

ヘリオガバルス=エラガバルスとは、14歳で古代ローマの皇帝に即位し、18歳で叛旗を翻した親衛隊の手によって便所のなかで惨殺された、狂気に彩られた美しき少年皇帝の名である。
日本では、アントナン・アルトーの『ヘリオガバルスまたは戴冠せるアナーキスト』や澁澤龍彦の諸々の著作からその名が広く知られるようになった。
皇帝となった際には、顔には派手な化粧を施し金色のマントに身を包むと、金粉を撒いた土の上を裸女と豹に曳かせた車で、巨大な男根像と共に後ろ向きに入城し、国民を驚愕させたと言われている。他にも、女性器を得る為に下腹部に穴を穿つ手術を施していた、大量の薔薇や菫の花を頭上から降らせ招いた人々を窒息死させた、などの数々のアナーキーな逸話が残されている。
ちなみに上の画像はその“花による窒息死”を題材にして描かれた、アルマ・タデマの『ヘリオガバルスの薔薇』という作品だ。

自らが両性具有の神となって君臨することを望み、あらゆる性的倒錯行為を実践し、放蕩と痴態の限りを尽くしたこの王は、今や頽廃の代名詞ともいえる存在である。

そんなヘリオガバルスの逸話が『古代ローマの食卓』にも書かれていたので下に引用。

皇帝エラガバルス(紀元二〇四~二二二年)は贅の限りを尽くして客をもてなした。

<彼は、アキピウスにならって、駱駝の足やら生きている鳥から切り取った鶏冠やらを定期的に食べていた。こういうものを食べていれば疫病から免れると思われていたからである。彼はまた帝国の廷臣たちに何枚もの巨大な皿に盛りつけたウツボの肝、フラミンゴの脳味噌、山鵲の卵、ツグミの脳味噌、鸚鵡や雉や孔雀の頭を供した。(オピリウス・マクリヌス)>

エラガバルスはまた伝統的なレシピを興味あるものにする要領を心得ていた。

<彼は一〇日間たてつづけに、野生の雌豚の乳房に子宮が付着しているものを一日三〇頭ずつ供した。これに小粒の金をまぶしたエンドウマメ、縞瑪瑙をまぶしたヒラマメ、琥珀をまぶしたインゲンマメ、真珠をまぶしたライスを添えて出した。また茸には胡椒の代わりに真珠をふりかけた。(オピリウス・マクリヌス)>

 ライスのなかに真珠を見つけて愉快なものであろうかと怪訝に思うかもしれないが、客は、それを自分のものにすることが許されていたので、かなり嬉しかったに違いない。この皇帝は吝嗇ではなかった。誰にも十分な楽しみを与えた ―― ある時には一回の食事に六〇〇羽の駝鳥の脳味噌を供したのであった。
 エラガバルスは途方もない浪費をしたため、最後には私刑にかけられて殺された――浪費が明白になったのは料理関係だけではなかったのだ。しかし、他に例を見ない彼の料理の流儀は、ローマ帝国末期の頽廃ぶりを説明するのにしばしば引用されてきた。

<彼はこんにちの浪費家が用いるあらゆるものを、たとえば乳香とペニーロイヤルで風味づけしたワイン等々を発明した人である。……快楽が彼には人生で唯一の目的であった。魚のパテ、ムール貝と牡蠣と同類の貝とのパテ、ロブスターと蟹と車海老とのパテを作った最初の人であった。(オピリウス・マクリヌス)>

―パトリック ファース『古代ローマの食卓』―


歴史上で最も好きな人物、ヘリオガバルスに改めて敬意を表したいと思った。
2008.12.04(22:47)|両性具有コメント(2)トラックバック(0)TOP↑
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林アサコ

【乙女のしらべ / (グループ展示) 】
場所: exhibit Live & Moris gallery 期間: 2008年12月15日~12月20日

【出展作家】
阿南ミライ / 林アサコ / 室町乙女 / 丹羽亜里咲 / 長谷川友美 (敬称略)
2008.12.03(23:21)|展覧会メモコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
―― 阿部定は愛する人の陰茎を切り取った、サロメは愛する人の首をその手に抱いた、ならばわたしは愛する人の眼球を手に入れることにしよう。 ――

視線が交わされた瞬間、相手の存在がわたしの眼球から内部へと浸透し、わたしの存在が相手の眼球を通して内部に認知されたその瞬間、わたしは相手の目を片方だけ頂くのだ。
どれだけ手際よく処置出来るかが重要だろう。

眼球にはまずそれ自体の構造的な美しさがある。人体が持つ器官のなかで最も透明性が有り、じっくりと眺めてみれば、円の中に円があり円がある様子に、奥行きの深さを感じさせられる。個体により変化する色合いも、握れば手のひらにすっぽりと隠れてしまう形状と大きさも、無駄のない素晴らしい器官だ。

次に、身体の内側の精神と外側の外界との境界として大きな役割を持っている。感情が意図に反して流れ出してしまうような制御の困難さと、光として注ぎ込まれる全てを受容せざるを得ない拒絶の不能の危うさがある。

身体の内と外を繋いでいる、本来、外気に触れさせるにはあまりにも脆く繊細なこの器官に、神秘性を見出すことは偉くたやすい。

だからわたしは眼球を欲している。愛する人の最も美しく謎めいた器官を手中に収めたいと願っている。思惑通りに手に入れることが出来たなら樹脂で固めて保存したいと思っている。

樹脂により、ぬらぬらとした光沢を保ち続ける眼球は、きっと生きているかのような雰囲気が出て好ましいことだろう。 そうしたならば私自身の眼球も丁寧に抉り取り、同じ場所にて保存するのだ。

視線を交じり合わせ、眼球から伸びる視神経を互いに絡めさせたならば、永久に封じ込める。

これが目玉の恋愛、これぞ眼球婚姻。

ひとつのラブストーリーである。
2008.12.02(22:54)|思考文章コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
プロフィール

古谷 葵

Author:古谷 葵

Blog title:
Koumori to Namekuji no Utage

箱詰人形などとも名乗っております。
怠惰な日々を過ごし中。
twitter:@hako_guru
mail:hako.zaregoto@gmail.com

猟奇唄
猟奇唄 (上) コシーナ文庫
猟奇唄 (上)間 武

三行詩集『猟奇唄』の表紙絵と挿絵を描かせていただいてます。
取扱書店:ジュンク堂池袋店/大阪中崎町・書肆アラビク/アマゾン
Dodgson Vo.1
◆Dodgson Vo.1 「漂流少女」◆

幼女に関する短編小説&考察を寄稿させていただいています。
書肆CAVE
箱詰人形セレクト

ギャラリーCAVEさまのオンライン古書店<<書肆CAVE>>にて、わたくし箱詰人形がセレクト致しました“箱詰人形セレクト”なるカテゴリを設けていただいております。
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