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不安はどんなときにでも間断なくジクジクとわたしを苛んでくる。不安は薄い皮膜となって、わたしの全身をぴったりと被っているので、わたしは不安から逃れることができない。不安から逃避するために必要なのは、この皮膜を皮膚から切り剥がす手術であり、それは大きな力の行使によって屈服させる行為でもあり、要は暴力である。これこそが、暴力が、想像力により補われた圧倒的な暴力が、ある種の人々に平穏と安心を齎している理由のひとつなのだ。不安から逃避するためには暴力を、では不安を殺滅するためには何を手に入れなければならないのか。答えはとても簡単で、きっと絶望に違いない。絶望はすべてを荒廃と化していく、よって不安の皮膜などは一瞬で干からびて消滅してしまうことだろう。
わたしは不安の皮膜を剥がすことを諦めなければならないのだ。
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2009.03.31(22:26)|思考文章コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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七戸優展~美しき いとけなき 婦人に始まる
場所: 青木画廊 時間: 2009年4月11日(土)~25日(土)*19日(日)のみ休廊

※「アートフェア東京2009」4月3日(金)~5日(日)、《東京国際フォーラム・展示ホール1/ブースNo.B16》にも出品されるとのこと。

七戸優サイト: まぼろしインデックス
2009.03.30(22:44)|展覧会メモコメント(2)トラックバック(0)TOP↑
小川洋子の偏愛短篇箱小川洋子の偏愛短篇箱
(2009/03/11)
小川 洋子

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「この箱を開くことは、片手に顕微鏡、片手に望遠鏡を携え、短篇という王国を旅するのに等しい」小川洋子が「奇」「幻」「凄」「彗」のこだわりで選んだ短篇作品集。谷崎から田辺聖子まで。各作品ごとに書き下ろしエッセイ付き。



ブラックパラドクス (ビッグコミックススペシャル)ブラックパラドクス (ビッグコミックススペシャル)
(2009/03/30)
伊藤 潤二

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性本能と水爆戦 征服 (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)性本能と水爆戦 征服 (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)
(2009/03/31)
道満 晴明

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漫画界の異能ミュータント作家、道満晴明の幻の名作がついに復活! 売り切れ→絶版により入手困難になった『性本能と水爆戦』『続・性本能と水爆戦』が1冊にまとまり、待望の発売です。ホラー、スリル、サスペンス、失禁、あふれるパラノイア・メルヘンの決定版となる本作は、総ページ数400Pに迫る大ボリューム。さらに書き下ろしの表題作「性本能と水爆戦」も収録。既刊の『最後の性本能と水爆戦』と並ぶ、道満ワールドの集大成的コミックスです。



『ブラックパラドクス』は伊藤潤二の新刊ホラー漫画。相変わらず、数人の恐怖体験から世界規模の現象へ、とストーリーが壮大になっていくのが面白いです。
2009.03.30(22:19)|書籍コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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【 曖昧宿の少年たち 林アサコ絵画展 】
会場: ギャラリー代々木 期間: 3月23日~3月28日*最終日は18時まで

昨日は、仕事帰りに『曖昧宿の少年たち』をみるため代々木へ。銅版画、鉛筆画、ペン画、アクリル画と様々な手法で描かれた林アサコの絵画世界を思う存分堪能することができました。
感想もちょこちょこと書きたいのですが、明後日の28日(土)が最終日となってしまうので、未見の方にお勧めの意味も含めて取り急ぎエントリをあげておこうと思います。素敵でした。

追記
戸惑うこともなく衝動に突き動かされる女の子の本能によって創造された放蕩と退廃の世界、なのだと思う。丸みを帯びた艶かしくも愛らしい肢体で倫理感や背徳感を全力で否定し、愛らしい大きな目は苦痛と快楽を喜びとともに余すことなく受け止めている。モチーフが少年であってもその印象は変わらない。官能に酔いしれる様は蠕動する子宮の疼痛を想像させ、女子が“女の子”として存在するときに子宮とは“カワイイ”のブラックホールになることを夢想させられる。

トーキングヘッズ叢書での連載に掲載されていた作品も直で見ることが出来て嬉しかったです。描かれているものたちは、外へと広がり続ける空間ではなく、箱のなかのオブジェの様に、閉塞された空間のなかにぎゅっと詰まって配置されているかに思え、その距離感の近さも面白く感じました。
また作品を拝見出来る機会には是非とも足を運びたいと思います。
2009.03.26(23:59)|展覧会感想コメント(2)トラックバック(0)TOP↑
名短篇、ここにあり (ちくま文庫)名短篇、ここにあり (ちくま文庫)
(2008/01/09)
不明

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本の目利き二人の議論沸騰し、迷い、悩み、選び抜かれたとっておきのお薦め短篇12篇。半村良「となりの宇宙人」、黒井千次「冷たい仕事」、小松左京「むかしばなし」、城山三郎「隠し芸の男」、吉村昭「少女架刑」、吉行淳之介「あしたの夕刊」、山口瞳「穴」、多岐川恭「網」、戸板康二「少年探偵」など、意外な作家の意外な逸品、胸に残る名作をお楽しみ下さい。文庫オリジナル。



トカゲ vol.1 (1)トカゲ vol.1 (1)
(2009/03)
秋乃 茉莉

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『名短篇、ここにあり』は「少女架刑」目当てで購入しましたが他の短編も面白そうなので楽しみです。『トカゲ vol.1』は漫画雑誌『ホラーM』から連載作品を分割して創刊されたホラーアンソロジー。わたしが嵌まっている熊谷蘭冶さんの「嘆きの天使」もこの『トカゲ』での連載となります。とうとうあの男のご登場で続きが待ち遠しいのだ!
2009.03.25(23:59)|書籍コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
先日、紀伊国屋書店の画廊で開催されている『エコール・ド・シモン展』へ行き、そこで中嶋清八という作家の作品と出会った。一目で心を掴まれた。氏の作品は、木の枠のケースのなかにそれぞれ標本のように収められている四つの仮面であった。日本の伝統的な能面の様式を取り入れつつも西洋的ともいえる現代感覚のなかで生成された、幽玄でありながら華やかで、なんともいえぬ妖しい魅力が発散されている。三枚の男面と一枚の女面。顔の造形、艶やかな肌の質感、繊細な表情、それらがまるで液体のように体内に注ぎ込まれていく。

エコール・ド・シモン展は人形作家四谷シモン氏による人形教室の展覧会だ。そのなかで仮面を人形として展示する大胆さにも驚かされた。成る程、顔とはその人間の要約である。わたしが面を付けたときに見るものに訴えかけるのはわたしではなく面だ。仮面は主体となり、身体は人形と化す。だとすれば、人形として展示されていることになんら不思議のある訳もなく、いや、人とは外部から認識され表層によって定義される存在と考えれば、身体は傀儡となり面だけが生を持つとも言えるのかもしれない。

わたしはいつも何かしらの物語に触れていたいと願っている。その物語を体験するためにギャラリーを巡り本を読み映像を見る。日常に埋没してしまえばどんな事柄でも全ては希薄で平坦で味気なく、だからこそ大いなる物語に自分を一瞬でも浸したいと欲望する。その瞬間の快楽は何物にも代え難い。

四つの顔にはひとつひとつの物語が付与されていた。女の面からは仄かに蒼い情念のような炎を感じる。そして“物語”は幻想によって強度を持ち“人生”に置き換えて体感することが可能だ。わたしはこの四つの“物語”のなかでも、そのなかのひとつの、若い男の顔の面に惹きつけられた。魅入られたと言う方が正しいかもしれない。素晴らしき面には魔力が宿るという。ならば魅入られるという表現の方がよく似合う。

きっとこれは恋だった。恋をしたのだ、この青年の面に。この青年が持つ“人生”に。だからわたしは、少しばかり笑みを浮かべて、美しく、艶かしく、官能的ですらあるその顔を、ただただじっと眺めてみた。

サイト: 中嶋清八ブログ
2009.03.24(22:49)|展覧会感想コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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【 坂本友由 展 】
場所: Gallery銀座芸術研究所 期間: 2009年3月23日(月)~4月4日(土)*日曜休廊
時間: 15:00~20:00 最終日は18:00まで *3月28日(土)17:00よりレセプションがあります

ヴリル協會さんのところで気付きましたが、本日から開催していたのですね。気になっていた作家さんなので銀座ギャラリー巡りの予定表に組み込まねば。
2009.03.23(22:24)|展覧会メモコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
Japanese Goth: Art and DesignJapanese Goth: Art and Design
(2009/04/28)
Tiffany GodoyIvan Vartanian

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甲斐庄楠音画集―ロマンチック・エロチスト甲斐庄楠音画集―ロマンチック・エロチスト
(2009/03)
甲斐庄 楠音島田 康寛

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via twitter/hugo_sb

愛されたいのは男、描くのは女の官能、禁断極めれば厳粛。没後30年にして初画集。誇り高きナルシストの全貌を伝える唯一の画集。生涯貼り替え続けた嗜好満載「スクラップブック」ほか、初公開資料満載。


甲斐庄楠音画集、凄く欲しいなあ。今はお財布事情が苦しいので我慢です。

関連ログ: 蝙蝠と蛞蝓の宴 | 甲斐庄楠音
2009.03.21(15:31)|書籍コメント(0)トラックバック(1)TOP↑
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【 恋月姫人形展 「ヴィクトリアン・ツインズ」 】
場所: パラボリカ・ビス(東京・浅草橋) 期間: 2009年4月10日(金)~4月26日(日)*水曜休館

ときに一つの身体に二人が棲む双生児が生まれることがある。身体一つに双つの人格をもつ双生児はいつかもう一人を抹殺しようと試みる。抹殺された双子の片割れの想いは、負の薔薇の血となって王室に拡がる。いつか双子として生まれるようにと…。


楽しみです!
2009.03.20(23:23)|展覧会メモコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
少女は二度死ぬ少女は二度死ぬ
(2009/03/06)
アーバンギャルド

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08年4月に発売されるやいなやネット通販&ライヴ会場のみでプレス2000枚を完売したアーバンギャルド初のアルバムが遂に全国発売。表紙はアングラ・サブカルのカリスマ奇才画家トレヴァー・ブラウン。今回の特装版では初の全国流通を記念して初版の11曲に加え、新たに書きおろしたボーナストラック2曲を追加!全13曲にわたって少女の妄想が展開される。


3曲目『女の子戦争』の<醜い髪にリボンを 醜い顔にルージュを 醜い指にビーズを 醜い足にヒールを>という歌詞が、まるで化粧を行うときのわたしの気持ちを代弁しているかのようで、何とも言えぬくすぐったさと抉られるような感覚に襲われるのです。
2009.03.20(22:02)|音楽コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
禁断異系の美術館1 エロスの畸形学禁断異系の美術館1 エロスの畸形学
(2009/03/17)
相馬俊樹

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驚異の異端美術館!
澁澤龍彦や種村季弘らが切り開いてきた異端芸術の“いま”を集約したアーティストファイル。有名どころから知られざる作家まで、参考図版も豊富に掲載。さまざまな性癖をアートに昇華する異系の作家たちを集めた未曾有の書。

第1章 perverted vision
女性写真家が写すラブ・ドールとの狂気の愛……エレナ・ドーフマン
EAU(オー)嬢の物語……アマンダ・ジェームズ&ポール・コンプトン/クロード・フォビール/ジル・ベルケ
子宮のサイケデリック……ニック・ダグラス&ペニー・スリンガー
少女たちの危険な淫夢……スチュー・ミード
性欲の亡霊たち……ジャン・ピエール・セタール
「かわいい」を毒で染める孤高のアーティスト……トレヴァー・ブラウン

第2章 sadistic-masohistic vision
ペイガン・ゴッデスの戦慄……ドニ・グルルル
オブジェとしての女の最終形態……グィド・クレパクス
秘匿の画の逸楽……クラウス・ボットガー/リン・ポーラ・ラッセル
バンドデジネの綺想異風派……マイケル・マニング
陰惨なサディズムと母性憎悪の衝動……ジョゼフ・ファレル/オットー・ディックス
サクリファイスの沈黙……ギイ・ルメール
マルキ・ド・サドの呪い……ジャン・ブノワ
奇妙な女肉の集積が生むエロスの怪物……ピエール・モリニエ
緊縛を通して夢見た母性的な楽園……ハンス・ベルメール

第3章 japanesque bound vision
和風サバトの狂乱……アントワーヌ・ベルナール
血に酔う被虐の美女たち……月花
緊縛のラビリンス……高橋ジュンコ/渡邊安治
闇に棲む少女神……村田兼一


著者はトーキングヘッズ叢書でお馴染みの相馬俊樹さん。
2009.03.18(22:53)|書籍コメント(0)トラックバック(1)TOP↑
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サイト: ZOE LACCHEI
MySpeace: Zoe Lacchei
2009.03.17(23:59)|アートコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
『少女の友』創刊100周年記念号 明治・大正・昭和ベストセレクション『少女の友』創刊100周年記念号 明治・大正・昭和ベストセレクション
(2009/03/13)
実業之日本社

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日本の女の子たちに、いちばん長く愛された伝説の少女雑誌が、1号だけ復活!
「少女にこそ一流の作品を」のモットーのもと、川端康成、吉屋信子、中原中也らが筆をふるい、若き中原淳一が表紙画家として活躍した雑誌、『少女の友』。明治41(1908)年に創刊、昭和30(1955)年の終刊まで 48年間続いた月刊誌です。これは日本の出版史上、もっとも長きにわたり刊行された少女雑誌であり、この記録はいまなお破られていません。『少女の友』の誕生から100周年という節目を記念して、“幻の雑誌”が「1号だけ復活」します。

昭和10年代の「黄金期」を中心に、少女たちをとりこにした傑作記事を厳選して載録
【セレクション1】中原淳一、松本かつぢ、初山滋、蕗谷虹児……抒情あふれる美しい口絵
『少女の友』の巻頭を彩った口絵は、当代きっての人気画家たちが担当。のちに画家の代表作に数えられるような入魂の作も少なくありません。百周年記念号では、『少女の友』らしい、エレガントな抒情画をたっぷりご紹介します。
【セレクション2】読み出したらとまらない!少女たちを夢中にさせた傑作小説、漫画、詩
全国の女学生の間に一大センセーションを巻き起こした連載小説『乙女の港』の川端康成をはじめ、吉屋信子、井伏鱒二、室生犀星、中原中也、堀口大学……『少女の友』執筆陣には日本を代表する作家たちが名を連ねます。なかでも名作を厳選し掲載。
【セレクション3】全66点をまとめて公開!中原淳一の全表紙
戦後大活躍するアーティスト・中原淳一は、『少女の友』でデビューしました。戦時下、当局の圧力により昭和15年に降版するまでの全表紙を、一挙に掲載。
【セレクション4】昭和初期の女の子たちに世界を教えた教養読みもの
読者ターゲットだった都会の女学生たちに、広い世界を伝えたいという編集方針のもと、当時まだ知られていない国内外の芸術や暮らし、文化をいち早く伝えました。
【セレクション5】女の子たちの永遠の宝物。小さくエレガントな付録
読者の大きな楽しみだったのが、毎号つく豪華な付録。小さくてかわいいものが大好きな女の子の気持ちをくすぐる品々を、カラー20ページでたっぷりご紹介します。


『少女の友』が1号だけの復刊を遂げました。少女が最も乙女であった時代、過ぎ去ってしまった今だからこそ永遠のものとして、その時代の少女たちに思いを馳せることが出来るのだと思います。そうしてまた、中原淳一の描く少女の繊細でたおやかな美しさも、永遠の憧憬を集め続けていくのでしょう。
2009.03.16(22:19)|書籍コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
ユリイカ 2008年12月号 特集=母と娘の物語_母/娘という呪いユリイカ 2008年12月号 特集=母と娘の物語_母/娘という呪い
(2008/11/27)
不明

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マイミクさんの日記で知ったユリイカ特集号。“母と娘の物語_母/娘という呪い”という大変興味深い内容が紹介されていたので書店で取り寄せをお願いしました。届くのが楽しみ。
2009.03.15(23:28)|書籍コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
ニコニコ動画に球体関節人形を紹介している動画がアップロードされていました。
ああ、どの子も皆愛おしい……。




*ニコニコ動画の閲覧にはアカウントが必要です
2009.03.13(19:29)|動画コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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【 舟木誠一郎展 】
場所:ギャラリー アートもりもと 期間:2009年3月16日(月)~28日(土)*日曜休廊

幻想的な物語性をもつ女性像を描く舟木誠一郎の個展を開催します。
女性の肌の質感、眼差し、手や髪の表情などを通して内面からにじみ出る「美」。舟木は女性美を通して自分の美意識を表現したいのかもしれません。
また今回は額装を井上箔山堂にご協力頂きました。職人技ともいえる装飾性豊かな額と舟木誠一郎の作品のコラボレーション。初めての試みとなります。


[ パン屋のないベイカーストリートにて ]さんで知った展覧会です。

サイト: 舟木誠一郎の美術館
額縁提供: 額縁工房 井上箔山堂
2009.03.11(22:59)|展覧会メモコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
たとえば、夏の日の太陽がギラギラと照りつけているアスファルトに放置されたままの吐瀉物、大雨の日の水を含んで滲んでしまっている犬猫の糞、そんな圧倒的な不愉快さと嫌悪感を齎す物体に僅かばかりの救いを見出せてしまうのはなぜなのだろうか。ふとそんなことを考えた。
通勤時間、眠気で今にも倒れそうな体をなんとか踏ん張って、ふらふらとしながら重い足取りで職場へと向かう最中、“汚れ”を避けて歩く足の群れを見るときがある。ピンヒールの美しい靴が一瞬足りとも動きを緩めることはなく器用に“それ”を回避して歩いていく。眠くて眠くて元来厚ぼったい瞼を更に重くした状態で、わたしはその情景を眺めてしまう。
絶対的な不快感を与えるもの。確かに視界に入りつつも排除されてしまう物体。
なんだか少しばかり神々しい気さえしてしまうじゃないか。馬鹿げたことだと自嘲しながら呟いて、わたしは“それ”を早歩きで大きく迂回する。
そうしてまた重い体を引き摺りながら数時間は収容されることになる建物へと向かうのだ。
2009.03.10(22:28)|日常コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
人形記―日本人の遠い夢人形記―日本人の遠い夢
(2009/01/30)
佐々木 幹郎

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人形と人形作家、人形を操る人に出会う旅
登場する人形は、宇野千代愛蔵の阿波浄瑠璃人形をはじめ、伝統の土人形や御所人形、辻村寿三郎や四谷シモンらの創作人形、戦前の日米親善大使の役割を果たした青い目の人形と答礼人形……、さらに、いま若者たちに人気のフィギュア、太古のヒトガタである土偶や埴輪など。時代やジャンルの異なる様々の人形を訪ね歩くことで、日本文化とは何か、日本人が夢見たものや失ったものが見えてきます。カラー80 点、モノクロ50点の写真付。



城の中のイギリス人城の中のイギリス人
(2009/03)
アンドレ・ピエール・ド マンディアルグ

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文学的ポルノグラフィの傑作。エロティックでグロテスクな、美少女たちとの戯れ―閉ざされた城の中でくり広げられる饗宴は、驚くべき性の夢幻境へと読者を誘う。シュルレアリスム小説の名翻訳にして奇書、待望の新装版。


2009.03.08(20:27)|書籍コメント(0)トラックバック(1)TOP↑
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【 山本六三展 -聖なるエロス- 】
場所: Bunkamura Gallery 期間: 2009年3月24日(火)~3月31日(火)

戦慄的までに美しいエロスの園へ―。
髑髏を抱える両性具有の天使、一角獣やスフィンクス、裸体で戯れる少女たち・・・。
古代から現代に至るまで普遍的な人間の深層課題である「エロスとタナトス(=愛と死)」を描き続け、2001年にこの世を去った山本六三(Mutsumi YAMAMOTO)。その耽美な世界は、美術のみならず文学の世界でも高く評価され、バタイユ作「大天使のように」・「眼球譚」(生田耕作訳)や吉田一穂詩集「白鳥」、塚本邦雄作「感幻楽」の装丁、「幻想文学」表紙画などを手掛けました。数多くの幻想・異端文学を紹介した仏文学者・澁澤龍彦は、山本六三を「銅版画のマニエリスト」と評しています。また、パリで開催した個展では女流シュルレアリストであるレオノール・フィニから称賛を受けるなど、油彩、版画、デッサンともに多くの知識人から高い評価を得ています。
混沌とした時代において確固たる意思と卓越した表現力によって現れた本能は、無秩序な美しさと妖しさを放つエロスとタナトスへと姿を変えます。そしてその幻想世界は聖なるものに昇華されセンセーショナルな衝撃と共に観る者を魅了し続けました。
今展では希少な油彩作品を中心にデッサン、版画など50余点を展覧販売します。(一部非売有)
山本六三の残した、戦慄的な美しい色彩とフォルムが創り出す幻想と異端の世界に浸って下さい。


美しき両性具有者が表紙となっている画集『エロス・タナトス』はわたしの大切な宝物のひとつです。山本六三氏の展覧会が近づいてきたので心拍数が上がってきましたよ。


関連ログ: 蝙蝠と蛞蝓の宴|麗しのアンドロギュヌス
2009.03.08(20:26)|展覧会メモコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
暗黒ロマンス (リターンフェスティバル)暗黒ロマンス (リターンフェスティバル)
(2009/02)
早見 純

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KIRA DOLL luce―大野季楽人形写真集KIRA DOLL luce―大野季楽人形写真集
(2008/02)
大野 季楽リウ ミセキ

商品詳細を見る

意思を持った指先、唇から漏れる息の湿度や体温、温もり…。未知のエロスと究極の触感が魂を揺さぶる、禁断のビスクドール、KIRA DOLL。クラシック絵画が持つ陰影を意識して撮影した人形写真集。


2009.03.05(23:01)|書籍コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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HARAJUKU DOLLS EXHIBITION ~今、人形に夢中!!!

場所: ラフォーレミュージアム原宿(ラフォーレ原宿6F)
期間: 2009年4月29日(水・祝)~5月10日(日) 入場料: 700円 時間: 11:00~20:00
主催: ラフォーレ原宿 企画制作: ラップネット、ノット 企画協力: Dollybird
監修: 今野裕一(夜想) デザイン: ヨツギ・ヤスノリ・inc

時代のカタチを描くラフォーレミュージアムが次に取り組むテーマは「ドール」。ファンの裾野が加速度的に広がるホビードールから、鑑賞者の心を深く魅了する創作人形に至るまで、さまざまな種類のドールを一堂に紹介する大型企画展を開催します。会場内は、ここ数年のドールの文化を紐解く「イントロダクション」、人気の衣装作家やカスタム作家らによる約100体のドールを展示する「インスタレーション・ギャラリー」、人形造型界の鬼才・荒木元太郎 自らがメイクし組み立てた70体を一堂に展示する「U-NOA」、CWC提案のファッション性に溢れたブライスたちを展示する「Blythe」、球体関節人形で一時代を築いた人形作家・恋月姫の秘蔵プライベートコレクションで構成する「恋月姫の部屋~天使の名を持つ怪しく美しい双子の少女たち」など、充実のセクションで展開。近年のドールをとりまく世界を深く探求し、また最新のトレンドもカバーします。もちろんラフォーレミュージアムでしか入手できない限定商品の販売も。ぜひご期待ください。

※ 現在計画中の内容であり、都合により変更される場合がございます


球体関節人形 * FRAGILEさんのところで知ったイベント。何ですか、この人形愛好者にはたまらないお祭りは!
2009.03.05(22:35)|イベントコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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【 山科理絵 展 -姿のうちに潜む「真の姿」- 】
場所: ギャラリー・ショアウッド 期間: 2009年3月23日(月)~4月16日(木)

山科理絵さんは近年「骨」や「姿」ををテーマに制作を行ってきた。彼女の描く異貌の骸たちは時に禍々しく、時に凄艶で、時に可笑しい…。
岩絵の具、墨、金箔といった伝統的な画材を駆使して描かれる作品の中に、諧謔に満ちた奇譚を物語ってきた。


一目で心奪われた美しさ。間近で作品を拝見出来る日が楽しみです。

ショアウッドジャパン |山科理絵
2009.03.04(23:06)|展覧会メモコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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MySpace: Gallery Atomic Salon
2009.03.03(23:51)|画像コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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【 エンジェルドールズ アニバーサリー 2009 】
場所: 銀座人形館 Angel Dolls 期間: 2009年3月6日(金)~3月15日(日)

【 出展作家 】
三輪輝子 /本城光太郎 /緋衣汝香優理 /太山レミ /因間りか /キャンカヤコ /Naruto /浦野由美 /陽月 /福永のりこ /他
2009.03.01(22:17)|展覧会メモコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
プロフィール

古谷 葵

Author:古谷 葵

Blog title:
Koumori to Namekuji no Utage

箱詰人形などとも名乗っております。
怠惰な日々を過ごし中。
twitter:@hako_guru
mail:hako.zaregoto@gmail.com

猟奇唄
猟奇唄 (上) コシーナ文庫
猟奇唄 (上)間 武

三行詩集『猟奇唄』の表紙絵と挿絵を描かせていただいてます。
取扱書店:ジュンク堂池袋店/大阪中崎町・書肆アラビク/アマゾン
Dodgson Vo.1
◆Dodgson Vo.1 「漂流少女」◆

幼女に関する短編小説&考察を寄稿させていただいています。
書肆CAVE
箱詰人形セレクト

ギャラリーCAVEさまのオンライン古書店<<書肆CAVE>>にて、わたくし箱詰人形がセレクト致しました“箱詰人形セレクト”なるカテゴリを設けていただいております。
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