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【 Dollhause Noah展 】
場所: 月夜のサアカス 期間: 2010年1月31日(日)~2月15日(月)

『月夜のサアカス』で人形作家・埜亞(Noah)さんのお人形をみました。『月夜のサアカス』は秋葉原駅の喧騒から少し離れた場所にあるcafe&diningです。店内は落ち着いた雰囲気ながらも、アンティークの家具やお人形、棚に並べられた書物たちなど、オブジェ嗜好と美意識へのこだわりが随所に感じられる素敵な空間がつくりだされています。珈琲、紅茶はもちろんお食事も美味しく、わたしはグリーンカレーがお気に入りとなりました。時間を忘れて過ごせるお店です。

埜亞さんのお人形はそこに展示されていました。空間と人形とがあまりにも違和なく溶け込んでいるので、お人形たちの微睡と静寂の時間を、無粋な足音によってお邪魔してしまったのではと心配にすらなってしまいます。

Dollhause Noahの人形は少女です。この少女は、幼さを纏っていながら同時に成熟した“女”も内に秘めているような娼婦的エロスには属しておらず、そのままに幼児(おさなご)の乳白色の真珠のような少女性とも言うべきエロティシズムを誇っています。女の雛形としての少女を拒絶し、完成されている存在としての少女を肯定している。ここに見る“少女”は、もはや独立したひとつの性とも言えましょう。

大島弓子の漫画『バナナブレッドのプディング』で主人公の衣良が化粧をしている姿を大切な人に見られてこう泣いたのを思い出します。

『ヌードよりも露骨よ 髪に花つけて くちべにぬって ほおべにつけて 自分がいや!! 自分がいや!!』

初めて読んだとき、ああこれが“少女性”だ……、と嘆息しました。埜亞さんのお人形の前に立つと、そのときの感覚が甦ります。“少女の時”でもなく“少女性を持つ”のでもない、“少女性そのもの”が人形として顕れている。その完結した愛らしさを暫し堪能させて頂きました。

サイト: Dollhouse Noah's Gallery
ブログ: Iphigenie
2010.02.09(23:29)|展覧会感想コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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