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【 ジョン・サンテリネロス写真展開催 】
場所: 神保町画廊 期間: 2012年2月1日(水)~2月25日(土) *月火休廊

ジョン・サンテリネロスは、画家と陶芸家としての経歴を持つアメリカ人のフォトグラファーです。彼の美学は、カトリック、西アフリカの民族信仰、心霊主義などが混在するキューバの民間信仰サンテーリアなどへの強い関心に由来しています。またギリシャ神話、世界の宗教やイコノグラフィーを伴った魅力を持ち合わせています。1955年、ニューヨーク生まれ、人生のほとんどを北東部で過ごし、現在はジョージア州アテネで活躍中です。日本で初めての展覧会です。


熟成を極めたエロティック・ダーク・ヴィジョン  文/相馬俊樹
 
インソムニア(不眠症)の苦悩を通過して到来する、研ぎ澄まされたドリームの豊饒と、幼年時代に蓄積された暗欝なる記憶の淀みがダーク・ヴィジョンを育む。それは、特異な写真作家ジョン・サンテリネロスの脳髄のなか、エロティシズムの毒に染め上げられて、怪しくも、特異なイメージとして印画紙に定着される。
 そこでは、若き女性が恐るべき神を召する巫女のごとく、あるいはトランス状態に陥った女呪術師のごとく、あるいは写真に捧げられる生贄のごとく、妖艶なる裸身をさらけだす。そして、塩化ビニール製の赤ん坊人形やら、不気味な首吊り人形やら、動物の骨格やら、がらくたのよな物品類やら、謎めいたオブジェ群やらが、魔術的香気を纏いながら、そこかしこにちりばめられる。
サンテリネロスの写真錬金術とセッティング秘儀は、女性の裸体やがらくた類に失われた呪力を回復させるかのようである。
 廃墟の僧院を彷彿とさせる古びた密室は、ときに、血と性血のクリムゾンにさえ彩られるだろう。酸鼻を極めた古代蜜儀宗教の儀式の悪夢と、今なおカトリシズムの深淵に懐胎される血へのフェティシズム(スティグマ=聖痕)が呼び覚まされる。
 サンテリネロスは、古風なスタジオ(備え付けの舞台のある密室)にて瞑想に多くの時を費やすという。また、モデルの選択からセッティングに至るまで相当の時間をかけ、さらに、緻密な作品群はほぼ手作業によるものらしい。年にたった12作品くらいしか制作できないという、熟成を極めたサンテリネロスのエロティック・ダーク・ヴィジョンにどっぷりと浸かって、神秘のアンダー・ワールドを彷徨っていただきたい。


ジョン・サンテリネロス公式サイト: John Santerineross
2012.02.03(22:04)|展覧会メモコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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