蝙蝠と蛞蝓の宴日常
> 金魚撩乱
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先月、友人と日本橋で開催されている『アートアクアリウム 2013 ~江戸・金魚の涼~』を観てきた。人工的に演出された光に照らされ、様々な趣向を凝らした水槽のなかで、輝きながら優雅に泳ぐ金魚の群れ。今年は大奥をモチーフとした巨大水槽も披露され、その華やかな様子は大層わたしたちの目を楽しませてくれた。
帰路にて、金魚の美とはなぜこうも妖艶であり、時として淫靡にさえ感じるのか、という話題を友人と話した。交配に交配を重ね、鑑賞用としてつくられたゆえに与えられた魔性。そもそも鑑賞を目的とした生き物を創り出そうとする、その、『自然』に反旗を翻した人間の、業深い情念から産まれた生き物に、全く『自然的』ではない美しさが齎されることは至極『自然』だ。だからこそ金魚は人工的な空間であればあるほど、その魅力がいかんなく発揮されるのでないか。金魚の歴史とは、背徳と禁忌の匂いに包まれているのだ。

台風の到来とともに、久しぶりに岡本かの子『金魚撩乱』を再読したく、先ほどから自室の本棚を探している。そんな休日の昼下がりである。
2013.09.16(15:20)|日常コメント(2)トラックバック(0)TOP↑
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From:  * 2013.09.30 18:59 *  * [Edit] *  top↑

ありがとうございます!これからもよろしくお願いします。
From: 古谷 葵 * 2013.10.01 22:50 * URL * [Edit] *  top↑

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