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マリアの心臓で行われている、映画「小さな悪の華」公開記念「少女と毒薬」展をみてきた。
天野可淡の人形の眸は、見つめると深淵を覗いているかのような気がして、少し怖くなる。強い屍臭を嗅ぎ取ってしまいそうな造作、カラスを肩に止まらせている少女など、彼女の人形は常に死の匂いを纏っている。
一方で、恋月姫の人形は死の匂いを隠蔽し尽くすことで、永遠の死を手に入れているようにも感じられる。
どちらもタナトスへの欲望を喚起させられるけれども、いつか朽ちるものと朽ちることを拒否したものとして対照的な存在感を示しているように思え、人形だからこそ成し得る表現なのだと感心する。

そして今回、一番に心惹かれた作品は三浦悦子氏の、包帯を巻き口の端を半分ほど縫われ不自由な体躯で痛々しくも寄り添う、二人の少女人形だ。以前にも書いたような気がするが、過剰な加虐は、痛みや快感よりも敬虔さを覚える。
絶対的無力とは聖なるものの裏返しであるのだろうか、人々の原罪を背負って、茨の冠を頭上に戴き、鞭打たれ、絶え間なく血を流しながら磔にされたキリストを思う。

無垢な笑みを浮かべながら、痛みを背負う為に存在する二人の少女が、無償に愛おしく思えて仕方ない。
2007.12.10(22:19)|展覧会感想コメント(2)トラックバック(0)TOP↑
三浦悦子さんの人形、僕も好きです
葵さんは、与偶さんの人形好きですか?
From: いそがい * 2007.12.13 06:50 * URL * [Edit] *  top↑

与偶さんの人形は『季刊S (エス) 』で拝見するぐらいで
実際に見たりしたことはないのですが、魅力的だと思います。
From: 古谷 葵 * 2007.12.13 07:27 * URL * [Edit] *  top↑

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