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パラボリカ・ビスで開催されている「丸尾末広+夜想ヴァンパイア・セレクション展」に行って来ました。

丸尾末広作品は『笑う吸血鬼』の原画なども展示されており、生の原稿を直に見れて一ファンとしてとても嬉しかったです。

そして、これこそがヴァンパイアの本質なんだ、と強く衝撃を受けたのは、三浦悦子氏の球体関節人形です。手が枯れ枝となっている人形や枯れた花弁の中に沈んでいる人形…。
枯れて(死んで)いるが形としては存在している「枯れ枝」や「ドライフラワー」は、まさしくヴァンパイアそのものなのだと気付かされ、その見事な表現力に圧倒されました。
マリアの心臓での「少女と毒薬展」に続いて、またも三浦悦子作品に魅了されてしまいました。

野波浩+恋月姫作品で受けた独特なイメージは、説明するのは大変難しいです。
恋月姫の人形の特色でもある"まるで生きているかのような肌の色合いや血が通っているかのように細かく描かれている静脈"などが野波浩作品のなかでは消え去っています。
死んだ時間の中で息づく、首筋に黒い血を滲ませている人形と、やはりどこか枯れてしまった植物を想起させられるような世界。
"永遠"と"一瞬"がそこでは同時に存在しているのではないのかな…。
退廃美ではあるのだけれど、その一言では言い表すことのできない作品で、とても印象深いです。

山本タカト氏によって描かれていたのは、驚くほど繊細な線で表現されている妖しくも血の香る作品群でした。
氏の描くヴァンパイアは、夜に潜む闇そのものが具現化したかのようにも思え、人の流した血はやがて大地に吸収されていくのだろう、と。そこに在る土や森やそういったもの全てがヴァンパイアであるのだと、そんな感覚に捉われました。

次の山本タカト・ヴァンパイア展も楽しみなのです。

takato1.jpg



2008.01.13(23:17)|展覧会感想コメント(2)トラックバック(0)TOP↑
葵さんの文を読んでいると、いつもその展示会に行きたくなります

From: いそがい * 2008.01.18 20:40 * URL * [Edit] *  top↑

いそがいさん、こんばんはー。
展覧会の魅力をほんの一部でも伝えられたらと思ってるので嬉しいです。
ありがとうございます!
From: 古谷 葵 * 2008.01.18 20:51 * URL * [Edit] *  top↑

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