蝙蝠と蛞蝓の宴スポンサー広告
> 甲秀樹展と感想> 蝙蝠と蛞蝓の宴両性具有
> 甲秀樹展と感想
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.--(--:--)|スポンサー広告||TOP↑
kohhideki.jpg


27日までポスターハリスギャラリーで開催されていた『甲秀樹展』をみた。

今まで、甲秀樹の作品は雑誌やサイトでちらりと拝見するに止まり、直に、こうもじっくりと眺めたのは初めてだった。描かれている少年たちは皆どことなく、青い精液の匂いを発散している。その匂いこそが、女性の描く少年との違いなのかもしれないと感じた。

なぜ今回の展覧会を是が非でも見に行かねば、と思ったかというとTHメモ板で、両性具有の人形が展示されていると知ったからだ。
両性具有憧憬に根強く支配されているわたしとしては見逃せる訳がない、というのも確かであるとともに、雑誌『薔薇族』でデビューし、少年同士の同性愛の世界を、美しく、瑞々しく、エロティックに表現していると認識していた作家が、どのような両性具有像を創りあげたのか興味深くもあった。

少年性になぜ女性性を含ませようと思ったのだろう、という純粋な疑問。

そんなことをつらつらと考えながら展覧会に足を運んだ訳だが、実際に作品を前にしてみれば、わたしの疑問などは、なんとも取るに足らないものであったことに気付かされ自嘲した。
黒いカーテンに仕切られた奥の、そこにいたのは、一個の完全なる性を伴ったひとがたであり、男性性と女性性という二つの要素のどちらかが強いということは一切なく、交ざり合う際の"繋ぎ目"などは全く存在していない、真実のアンドロギュヌスであった。

青味がかった白い肌に充血したペニス、透明な樹脂でも塗られているのかヴァギナは妖しく煌いている。眸の美しさは逸品だ。真っ直ぐに投げかけてくる視線とかち合って心臓が高鳴る。
THメモ板で書かれていた胸の膨らみは、上着で隠されて見ることは出来なかったけれど、想像させてもらえただけでも満足だった。

今まで見た両性具有像のなかでも、こんなにも理想に重なる作品に出会えたのは初めてで、とても嬉しく、仕事での失敗で心身疲弊した状態だったことなどどこ吹く風で、軽やかな足取りで会場を後にすることができた。

甲秀樹公式サイト:HIDEKI KOH ONLINE
2008.02.27(22:50)|両性具有コメント(2)トラックバック(0)TOP↑
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
From:  * 2008.02.28 11:37 *  * [Edit] *  top↑

コメントありがとうございます。お人形という存在について深く共感しました。
From: 古谷 葵 * 2008.02.28 19:54 * URL * [Edit] *  top↑

名前:
コメントタイトル:
メールアドレス:
URL:
コメント:

パスワード:
管理人だけに表示:
管理者にだけ表示を許可
プロフィール

古谷 葵

Author:古谷 葵

Blog title:
Koumori to Namekuji no Utage

箱詰人形などとも名乗っております。
怠惰な日々を過ごし中。
twitter:@hako_guru
mail:hako.zaregoto@gmail.com

猟奇唄
猟奇唄 (上) コシーナ文庫
猟奇唄 (上)間 武

三行詩集『猟奇唄』の表紙絵と挿絵を描かせていただいてます。
取扱書店:ジュンク堂池袋店/大阪中崎町・書肆アラビク/アマゾン
Dodgson Vo.1
◆Dodgson Vo.1 「漂流少女」◆

幼女に関する短編小説&考察を寄稿させていただいています。
書肆CAVE
箱詰人形セレクト

ギャラリーCAVEさまのオンライン古書店<<書肆CAVE>>にて、わたくし箱詰人形がセレクト致しました“箱詰人形セレクト”なるカテゴリを設けていただいております。
カテゴリー
月別アーカイブ
リンク
ブログ内検索
RSSフィード
Ajax Amazon
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。