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長年の愛読書でもある漫画雑誌ホラーMには、最近では、押切蓮介『ミスミソウ』や三家本礼作品、連載が始まったばかりでもある西岡兄妹の『神の子供』、などわくわくさせられる作品がいくつかあるのだけれど、そのなかでも現在最も夢中になって読んでいるのが熊谷蘭冶の『嘆きの天使』である。
なによりもまず面白いのだ。
耽美ホラーと銘打たれているこの作品は、ナチス台頭時代の独逸を舞台に、寄宿舎、カトリック、同性愛、サディズム、マゾヒズム、ネクロフィリア、聖なる修道女、白痴の美青年、両性具有、贖罪の乙女、無垢と淫蕩、欠損嗜好、頽廃、唯美主義の貴族……、ある種の人間が垂涎もののキーワードが全編においてこれでもかと言うぐらいに散りばめられている。そしてその絢爛たる設定に負けることなく、物語は緻密な構成の元に怒涛の如く展開していく。
癖の強い絵柄は人を選ぶかもしれない。が、この絵柄と物語に貫かれている徹底した“過剰さ”には、一切の妥協のない作者の美意識と美学が濃厚に凝縮して表現されており、作品世界に惹き込まれた読み手たちは、これこそが耽美の真髄であるのだと目を開かされるのである。
つまりは“装飾過多”でない“耽美”などは存在し得ないのである、と。

そんな『嘆きの天使』のコミックスがついに発売するとのことで17日が非常に楽しみなのだ。

嘆きの天使 1 (1) (ホラーMコミックス) (ホラーMコミックス)嘆きの天使 1 (1) (ホラーMコミックス) (ホラーMコミックス)
(2008/12/17)
熊谷 蘭冶

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熊谷蘭冶サイト: 蘭閨書院
2008.12.08(22:50)|書籍コメント(2)トラックバック(0)TOP↑
嘆きの天使、面白いのに2巻でないんですよね。
残念です。。
From: めいか * 2011.02.24 22:54 * URL * [Edit] *  top↑

>めいかさま
続きはぜひ読みたいところですよね。
何らかの媒体(商業誌ではなくても)で続編が発表されることを待ち望みたいです。
From: 古谷 葵 * 2011.02.28 21:58 * URL * [Edit] *  top↑

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