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先日、ヴァニラ画廊でプラショウの世界展、同ビル内にあるギャラリーミリュウで根洋一展をみてきた。

090618b.jpg

プラショウ展は入館料千円と少々高め。しかし、古代ギリシアにあったとされる牧人たちの楽園“アルカディア”に強い憧憬を持ち、写真を介してアルカディアという一種のユートピア幻想を、凝縮した形で表現しているプラショウの写真は眼福であった。裸体の少年少女が身を寄せ合い、その姿は牧歌的な印象を受けるが細部まで演出されている。写真技術の歴史についても調べたく思った。

090618a.jpg

その後は3階へ降りてギャラリーミリュウへ。
『ガクブチショー』と題された展覧会では、極彩色に彩られた少女たちが描かれており、その周囲は額縁ようにざまざな装飾的な絵で埋められている。
色彩は上のDMでみるよりもずっと鮮やかで目の裏にまで焼きつくほどだ。ガクブチと化した装飾絵がまるで浮き出ているかのように錯覚する立体感も実際に見ないと味わえないと思う。
女の子たちは裸体の子が多いが、なかにはゴシックロリータの格好をした子などもいて、ピンクの髪、青い髪、緑の目、黄色の目……、どの子も共通して独特の強い色を放っている。
そして、丸みを帯びたなめらかな体、小さくぷっくりとした唇、つんっと上を向いた鼻、猫を思わせる大きなアーモンド形の瞳……、どの瞳もビー玉のように透明でじっとこちらを見つめている。
デカダンスなモチーフと“けばけばしい”とも称される色彩を纏って並んでいる愛らしい少女たち。
“ガクブチ”のなかで各々が自らの美しさを誇っているような光景は、色とりどりの羽根をもって愛を得る鳥の姿にも似て、甘美で背徳的な空間を想う。根橋洋一の不思議な世界を堪能した。

*どちらも6月24日まで開催中。
2009.06.18(22:08)|展覧会感想コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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